コードを正しく押さえるには?初心者ギタリストがキレイな音を出すコツをご紹介!
初めてギターを弾こうと思った時、もっとも基礎の練習として登場するもの、それがコードです。
コードというのは、たとえばド・ミ・ソのように複数の音階の音を同時に鳴らしたものを指します。
誰もがイメージできるであろう例としては、学生時代にピアノに合わせて歌ったことがありますよね。
この時に伴奏としてピアノが弾いているのがコードです。
ギターにはロックギターのようにパワーコードやギターソロといった激しいプレイから、アコースティックによるストロークやアルペジオなど、様々な奏法が存在します。
それら全てが、このコードというものを基本に成り立っています。
そこで今回は、ギターにおいてコードを正しく押さえるコツについて、ご説明します。
ギターを弾き始める前にしておくと良いこと
ギターでコードを押さえる時、フォームや指の開き方など日常生活では使わない筋肉や動きが必要になります。
慣れないうちはもちろん、ある程度弾けるようになった後も、弾く前に軽くストレッチしましょう。
手首、指の開きなど、ゆっくり時間をかけて伸ばしていくと高い効果が得られますよ。
これにより手への負担を軽くし、スムーズに動かせるようになりますので、チェックしてみてください。
コードをうまく押さえるコツは3つ
先述のように、ギターでコードを押さえる時は日常であまりしない動きをするためコツが必要になります。
どうせなら押さえやすく、キレイに音が出た方が練習にもハリが出ますよね。
以下では、いくつかのコツをお伝えします。
まずはネックの握り方
ギターのネックの握り方には、大きく分けて2つのスタイルがあります。
ネックの裏に親指を当てるクラシカルスタイル、親指をネック上から出して握り込むロックスタイルが代表的ですね。
テレビやMV、ライブなど、近年ではアーティストが演奏する姿を簡単にみることができるため、参考になるものも多いのではないでしょうか。
憧れているアーティストによって最終的なスタイルは人それぞれの部分もありますが、初心者であればまずクラシカルスタイルで練習することをオススメします。
ロックスタイルは慣れないと指が寝てしまい、触れてはいけない弦に触れてしまう場合が多いからです。
最終的にロックスタイルを目指すことは良いですが、慣れない内は指板に対して指をしっかり立てられるクラシカルスタイルで練習しましょう。
具体的にどこを押さえればいい?
ギターの指板上にはフレットと呼ばれる金属のパーツが規則的に打ち込まれており、このフレットによって音程を決めています。
ヘッド側が低音、ボディ側に近づくにつれ高音をならすことができます。
ギター用の楽譜であるTab譜に記載されている数字が、フレットのポジションを表しています。
では、そこに記されたポジションであればどこを押さえても良いのかというと、そうとも言えません。
コードによっては難しい部分も出てきますが、基本的にはできるだけフレット近くを押さえることで正確な音程を出すことができます。
また、押さえるのに必要な力も最小限で済むため、特に初心者の方はフレット近くを押さえるよう意識しましょう。
指で押さえるときのコツ
先述したとおり、ギターでコードを押さえる際には必要以外の弦に触れないようにすることが大切です。
ギターは弦の振動により音を出しているため、押さえていない弦に触れてしまうと音が止まってしまいます。
例えば、4弦の正しいポジションを押さえているのに、5弦を押さえている指が寝ていて4弦に触れていると、4弦の音はミュートされてしまいます。
カッティングなど、奏法によっては必要なテクニックですが、出したい音を止めてしまう場合には指を立てて押さえるよう気をつけましょう。
今回は、ギターのコードを正しく押さえるコツについて説明してきました。
正しい押さえ方を意識することで、正確な音程やキレイなコードの響きを作り出すことができますので、ぜひ今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。