今こそ初心者最初の壁“F”を越える時!バレーコードの攻略法!

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初めてギターを触る方にとって、覚えていく全てのことが新しいことばかりなので、楽しさだけでなく悩みも出てきますよね。

日常生活では使わない力の入れ方やフォームなど、慣れていくにはとにかく弾きまくって身体で覚えていく作業が必要です。

現在は凄腕ギタリストと言われているミュージシャンも最初は誰もが初心者ですので、いま弾けなくても練習していけば誰でも必ず弾けるようになります。

しかし、そうは思っていても難しい奏法やコードがあることは事実…。

特に昔から初心者ギタリストが最初にぶつかる壁と言われているのがFコードに代表されるバレーコードです。

1本の指で5弦または6弦を押さえなくてはいけないセーハが上手くできず、これまでどれだけの人がギターを挫折してきたか知れません。

せっかくギターを始めたのに、コード一つで諦めてしまうのはもったいないですよね。

そこで今回は、Fコードを含めたバレーコードの押さえ方やコツをご紹介していきます。

この記事を参考に、最初の壁と言われているFコードを乗り越えていただければ幸いです。

バレーコードとは?

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それでは、まずバレーコードについておさらいしましょう。

一本の指で複数の弦の同じフレットを同時に押さえるフォームをセーハと呼び、このセーハを含んだコードをバレーコードと言います。

Fコードが難関と言われる理由は、このセーハにより6本全ての弦を押さえ、かつキレイに鳴らさないといけないからです。

コードを押さえるのに必要な筋肉と指の柔軟性が求められるため、ギターを弾き始めたばかりの方には難しいと感じます。

バレーコードがキレイに鳴らない理由その1 フォーム

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バレーコードがうまく鳴らない理由として考えられるケースの多くはフォームにあり、無意識にそれをやってしまっている可能性があります。

①ギターと身体の距離が離れ過ぎている

ギターを構えた時にギターと身体の距離が離れてしまっている場合、腕が伸びてしまうことで手首の角度がきつくなり、弦を押さえる指に力が入りにくくなります。

②脇が開いている

ギターと身体が離れていると脇が空きすぎてしまうため、手首が無理な角度になってしまいます。

音が出ない上に手首が痛くなり、それを補おうとして指に余計な力を入れてしまうため、長く続けると心が折れてしまい、ギターを弾くことそのものを諦めてしまいます。

ずっと練習しているのにどうしてもバレーコードがうまくならないと感じている方は、まず自分のフォームがどうなっているかを確認してみましょう。

これはギターの向き不向きではなく楽器を手にしたばかりの人であれば仕方がないことですので、一つずつ確認していくことで理想的なフォームに近づけてくださいね。

バレーコードがキレイに鳴らない理由その2 押さえ方

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正しいフォームでギターを構えているのにキレイに音が出ない場合、次に考えられるのは押さえ方です。

①フレットから離れた位置を押さえている

ギターの構造上、フレットから離れた位置を押さえてしまうと弦とフレットが触れやすくなり、音がキレイに鳴らなくなってしまいます。

これはバレーコードに限らず全てのコードフォームにおいて意識していくことで、より快適にギターを弾くことができますよ。

②指のハラで押さえている

また、指のハラで押さえてしまうと関節の溝部分が邪魔をして一部の弦がキレイに鳴らなくなり、さらに指に余計な力が入ってしまうことで音を鳴らしにくくなってしまいます。

セーハしている人差し指は指のハラではなく側面で押さえることをイメージしましょう。

これらを意識してみることで格段に理想の音に近づけますので、Fコードがどうしても苦手な方は試してみてくださいね。

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今回はFコードの壁を超えられるバレーコードの攻略法をご紹介してきました。

一つずつのフォームを見直すことで、劇的に音が変わるということを実感していただけたのではないでしょうか。

ギターを弾くために必要な筋肉や柔軟性はギターを続けていけば自然に身につきますので、諦めず続けることが大切です。

ギターを弾くことに慣れてくれば多少無理な体勢でも音を出せるようになりますが、練習し始めでなかなか上手く音が出ない場合は参考にしてみてくださいね。

今回の記事が、初心者ギタリストにとって壁を乗り越えるきっかけになっていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。