アコースティックギターならではの弾き語りを!パーカッシブ奏法で弾ける曲3選

ボディを叩くことで、まるでギターが打楽器のような役割を果たしてくれるパーカッシブ奏法。

アコースティックギターの特性を活かし、弾き語りでありながら広がりのある演奏が可能になるテクニックです。

パーカッシブ奏法の詳しい解説は下記の記事にありますので、そちらもあわせてご確認いただければ幸いです。

ギター1本でビートも作る?アコースティックギター特有の表現・パーカッシブ奏法とは?

ストロークやアルペジオと違い、弾くことと叩くことを同時におこなう奏法のため、もしかしたら難しく感じてしまうかもしれませんね。

しかし、楽曲によっては難しいコードを使っていても特定の弦しか弾かないこともあるため、初心者ギタリストであっても挑戦しやすいテクニックです。

今回は、そんなパーカッシブ奏法を使った有名曲をご紹介します。

香水 / 瑛人

2021年に映画『トムとジェリー』の日本語吹替版主題歌として『ピース オブ ケーク』を書き下ろしたことでも話題になったシンガーソングライター・瑛人さんの1作目の配信限定シングル曲。

TikTokでの歌ってみた動画から火がつき、一時期は聴かない日はないほどの大ヒットとなりましたよね。

使用している楽器がアコースティックギターのみでありながら、パーカッシブ奏法により複雑に聴かせている部分も秀逸です。

使用しているコードもシンプルなものが多く、初心者ギタリストが最初に挑戦するにもピッタリですよ。

誰もが耳にしたことがあるであろう有名曲ですので、レパートリーに入れておいて損はないナンバーです。

セロリ / 山崎まさよし

作品によっては全ての楽器を自分で担当するマルチプレイヤーとしても知られているシンガーソングライター・山崎まさよしさんの通算3作目のシングル曲。

解散後も絶大な人気を誇る国民的アイドルグループ・SMAPがカバーしたことでも大ヒットとなった楽曲ですよね。

キャッチーなメロディーにパーカッシブ奏法による軽快さが加わり、聴き心地の良いサウンドに仕上がっています。

初心者ギタリストにとっては使用しているコードが若干難しいですが、弾く弦だけ押さえれば問題ないため比較的簡単に弾くことが可能です。

幅広い層に知られている楽曲ですので、弾く側も聴く側も楽しめるナンバーです。

More Than Words / Extreme

1990年代を代表する天才ギタリストとして知られているヌーノ・ベッテンコートさんを擁するファンクメタルバンド・Extreme の楽曲。

アメリカのシングルチャートであるBillboard Hot 100において全米1位に耀いた、Extremeの代表曲としても知られています。

パーカッシブ奏法を使った特徴的なサウンドと美しいコーラスワークからは、多くのリスナーの支持を集めたのも納得の完成度を感じますよね。

洋楽、ということから難しいイメージがありますが、シンプルなフォームのコードだけでも弾けるため初心者ギタリストにもオススメです。

一人で演奏しても周りから一目置かれる楽曲ですが、歌が上手い友人などと一緒に美しいハーモニーに演奏しても楽しいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はパーカッシブ奏法を使った楽曲をご紹介してきました。

コード自体がシンプルな楽曲でも奥行きのある演奏が可能なことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

パーカッシブ奏法はテクニック自体はシンプルながら、アコースティックギターの奥深さや幅広さを表現することが可能です。

レパートリーのアレンジにも使いやすいので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。