ストロークとは違った魅力の弾き語り!アルペジオで弾ける初心者向けの曲3選
コードを一気に弾くのではなく弦を1本ずつ弾くことで立体的な響きを作り出すアルペジオ。
同じコードを弾いているはずなのに複雑に聴こえることや、ストロークとの対比で抑揚をつけられることから、身につけておきたいテクニックの一つです。
アルペジオに関しての詳しい解説は下記の記事にありますので、そちらもあわせてご確認いただければ幸いです。
【表現の幅を広げよう!コード弾きの基本テクニック・アルペジオとは?】
それまでストロークで練習してきた曲もアルペジオで弾くことで全く違って聴こえますので、自分の感性や気分によって楽曲を楽しめるようになります。
また、静かに聴かせたい部分はアルペジオ、派手に聴かせたい部分はストロークなどの使い分けでも弾き語りが一気にゴージャスになりますよね。
しかし、これまでストロークでの練習しかしてこなかった初心者ギタリストは、実際どんな曲で練習すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アルペジオで弾ける楽曲を3つ、ご紹介します。
コードも簡単なものを選びましたので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
3月9日 / レミオロメン
『粉雪』の大ヒットで知られ、現在はメンバーそれぞれが個々での活動を行っている3ピースロックバンド・レミオロメンの通算3作目のシングル曲。
テレビドラマ『1リットルの涙』に起用された楽曲で、メンバー共通の友人に向けて制作された結婚式を祝う楽曲です。
ドラマの影響や歌詞の内容から卒業をイメージしてしまう方が多く、今では卒業ソングとして数えられることも多いですよね。
基本的なコードしか使わないため、初心者ギタリストにも挑戦しやすいのではないでしょうか。
ところどころでバレーコードが登場しますが、ストロークと違いアルペジオであれば弦を押さえる際の力加減で上手く鳴らすことも可能ですよ。
卒業シーズンの定番曲でもあるため、レパートリーに入れておきたい楽曲です。
桜晴 / 優里
メジャー2ndシングル『ドライフラワー』が2021年にストリーミング累計4億回再生を突破したことから注目を集めているシンガーソングライター・優里さんの楽曲。
メジャー4作目となる配信限定シングル曲で、ファンから届いたメールをきっかけに恩人への感謝の意を込めて制作されたナンバーです。
柔らかいメロディーとアルペジオの相性が良く、テンポもゆっくりなため練習にはピッタリなのではないでしょうか。
原曲がピアノのみの演奏となっているため、アコースティックギターの弾き語りでも違和感なく演奏できますよ。
ただし、大部分は基本的でフォームが簡単なコードですが途中B7などのコードが出てくるため、初心者ギタリストは素早いコードチェンジができるよう練習しましょう。
魔法の絨毯 / 川崎鷹也
ライブバーを経営していた父の影響もあり、幼少期から音楽に触れて育った栃木県出身のシンガーソングライター・川崎鷹也さんの楽曲。
アルバム収録曲でありながらTikTokによるカバー動画が増加したことをきっかけに、2億2千万回再生されるなどの人気を博したことでも知られていますよね。
ストロークとアルペジオの両方を使うことで、いきなり全編アルペジオで弾くのが難しいと感じる方にも気楽に挑戦できます。
また、1フレットにカポタストを使用することで、シンプルなコードのみで演奏することができますよ。
途中ディミニッシュコードが登場しますが、コードチェンジもゆったりしているため練習すればしっかり弾けるはず。
練習しながらストロークとアルペジオの効果的な使い分けが学べるナンバーです。
いかがでしたでしょうか、今回はアルペジオで弾ける初心者ギタリスト向けの楽曲をご紹介しました。
ストロークとアルペジオは使い分けることによって演奏する側も聴き手側も楽しみ方が増えますので、これを機会にぜひ練習してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。